いて座三裂星雲

M20三裂星雲

・FSQ85ED 450mm
・SXP赤道儀 HEUIB-Ⅱフィルター
・Nex Guideオートガイダー GS60Sガイド鏡
・EosKissX2改 ISO1600 6分×3枚
・ステライメージ7 フォトショップCS6で画像処理 トリミング
・2015/4/16 4:05~ 和歌山県海草郡紀美野町 のかみふれあい公園

 

過去に「青いクモに首を絞められ苦しむおっさん」「梅干しにかぶりついたカエル」と言われたこともある三裂星雲。

「パンジー星雲」という呼ばれかたもあるようですね。

これまた薄明開始後の撮影。4枚撮ったうちの3枚を使いました。

この調子だとほんとに撮影毎に薄明迫るシリーズが出来そうです。

この三裂星雲と左上の散開星団M21の構図って好きなんですよ。

なのでトリミングしてみました。粗さが目立ちますけど。

 

M20

トリミングなしです。

干潟星雲が半分写ってます。450mmでも両方の星雲を入れた構図が出来るんですけどね。

今回はトリミングをするつもりだったので三裂を中央に置いて撮影しました。

 

 

平日にもかかわらず6人。

空の状態はいまいちでした。予報に反して厚い雲が居座り続け撮影中断。

翌日仕事だったので車で仮眠しようとしましたが、空の状態が気になって眠れません。

「目覚めたら晴れてた」「気づいたら朝だった」ってことになると大変です。

撮影してたらしてたで、NexGuideが気になって眠れないんですけどね。

 

 

けっきょく夜半前の数時間と薄明前の1時間の撮影でした。

翌日仕事等で晴れる前に帰宅された方もいらしたので、残念です。

GPVも悪い方に変わってしまってたようでした。

なかなかうまく晴れてくれませんね。

 

 

 

 

 

 

 

 

ハッブルに挑むシリーズ最終回 わし星雲

M16

・FSQ85ED 450mm
・SXP赤道儀 HEUIB-Ⅱフィルター
・Nex Guideオートガイダー GS60Sガイド鏡
・EosKissX2改 ISO1600 8分×8枚
・ステライメージ7 フォトショップCS6で画像処理 トリミング
・2015/3/27 2:50~ 和歌山県海草郡紀美野町 のかみふれあい公園

 

へび座のわし星雲ですね。M16は散開星団につけられたナンバー、赤い星雲はIC4703です。

この対象に撮影準備中に、NexGuideの設定をリセットしてしまいました。

いつもハンドコントローラーを見ずにMENUやENTERキーを押すんですけど、うっかりリセットキーを押したようです(^_^;)

そのせいか、ガイドが上手くいきません。何度もガイド星を見失いかなりの時間を要しました。

慣れてるからといって、わき見ガイドはダメですね(笑)

 

このわし星雲、Eagle Nebulaで画像検索すると、翼を広げた鷲ではなくハッブルの創造の柱がヒットします。

海外ではわし星雲といえば創造の柱なんでしょうか。

で、前回撮った時同様トリミング後、柱を抽出するための別処理をしてみました。

 

創造の柱

 

もっと拡大したいんですけど星像が恐ろしいことに・・・ (^_^;)

 

ハッブルに挑戦するシリーズ、初回にして早くも最終回を迎えることになりました。

宇宙に浮かぶハッブル望遠鏡と地上の口径85mm屈折と比べたらダメですけどね(笑)

ちなみにハッブル望遠鏡、口径2.4m焦点距離57.6mの大型バスサイズ。

それで大気の影響を受けないのですから、そりゃすごいはずです。

少年時代に見たパロマ天体写真集に勝るとも劣らない画像を個人が撮れる時代になりましたが、さすがにハッブルに勝つのは難しいですね。

それでも、AOO合成やSAO合成などで、ハッブル画像のような創造の柱を撮影されてる方もいらっしゃいます。

近い将来、ハッブルを超える画像を自宅から撮れる日が来るかもしれませんね。

 

EOS60D(非改造)Samyang 14mm F2.8 ISO3200 90秒×4枚 ポータブル赤道儀CD-1 LeeソフトフィルターNo3(レンズの後ろ)

 

そろそろお天気が気になる月齢になってきましたね。

どうもよくないようですが。晴れてほしいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

薄明迫るシリーズ第六弾 オメガ星雲

オメガ星雲

・FSQ85ED 450mm
・SXP赤道儀 HEUIB-Ⅱフィルター
・Nex Guideオートガイダー GS60Sガイド鏡
・EosKissX2改 ISO1600 8分×4枚
・ステライメージ7 フォトショップCS6で画像処理 トリミング
・2015/3/27 4:37~ 和歌山県海草郡紀美野町 のかみふれあい公園

 

まったく好評を博してないシリーズ・・・と思っていたら「薄明シリーズ好きですよ」という声をいただきました。

ありがとうございます〜 (*^_^*) 気を良くしての第六弾です。

第一弾から第五弾までは「薄明迫る」で検索するとヒットしますが、昨年のブログ崩壊により第一弾〜第四弾まで画像が表示されません。

過去ブログ、まだ修復できてないんです。というかたぶん無理です(^_^;)

 

当日の薄明開始時刻は4時30分。撮影開始時刻は4時37分。

前回のサドル付近同様、薄明が始まってからの撮影です。

撮影途中から「これはもう薄明シリーズだな」と決めてました(笑)

 

 

4枚すべてJPEG撮って出しです。

いままでの「薄明シリーズ」のほとんどは、多数枚撮って最後の4枚が薄明中の撮影だったんですけど、今回はこの4枚だけです。

最後の1枚は使わないほうがいいのかもしれませんが、あえて使いました。

フラットもまったく合いませんが、なんとかなるもんです(笑)

まあ出来上がった画像はそれなりですけど・・・。

 

 

これから夏に向かって撮影可能時間が短くなりますけど、薄明開始時刻になってもすぐには明るくなりません。

大丈夫です。2枚はいけます(笑)

が、美しい天体写真を撮りたい方は薄明中の撮影はやめましょう(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

M83 ミナミの回転花火

M83

・FSQ85ED 450mm
・SXP赤道儀 HEUIB-Ⅱフィルター
・Nex Guideオートガイダー GS60Sガイド鏡
・EosKissX2改 ISO1600 8分×8枚
・ステライメージ7 フォトショップCS6で画像処理 トリミング
・2015/3/27 0:05~ 和歌山県海草郡紀美野町 のかみふれあい公園

 

南大阪を拠点としてきたので キタよりミナミなんですよね。

待ち合わせはいつもロケット広場でした。

 

うみへび座M83、南の回転花火銀河と呼ばれている銀河です。

撮影開始時刻には西の低い位置に月齢6の上弦の月がありました。

高度も低く、小山の向こう側なので影響はないと思ったんですけど、最初の数枚の元画像は青く明るくなってました。

そのせいかどうかわかりませんが、思うような処理ができずダメダメ画像。

赤いポツポツを無理やり出そうとしたのも手伝って、こってり仕上げになりました。

 

 

南の回転花火、明るくて綺麗なフェイスオン銀河ですね。

位置的には おとめ座スピカとケンタウルス座オメガ星団の真ん中あたりでしょうか。

うみへび座は全天で最も大きな星座ですけど、明るい星は2等星のアルファルドだけ。

「孤独なもの」という意味を持つ名前も納得です。

 

EOS60D(非改造)Samyang 14mm F2.8 ISO3200 90秒×1 CD-1に載せての固定撮影 LeeソフトフィルターNo3(レンズの後ろ)

 

山の稜線から昇る天の川、流れ星?衛星かも。左下は熊五郎さんのスーパーカー。

予定外の固定撮影で星が流れてます。ポタ赤の電源を入れ忘れて、数枚撮ってました(笑)

電源もったいないから、撮ってない時は切ってるんです。で、そのまま撮影。

現在「バーティノフマスクつけたまま撮影」に次ぐ やらかしランキング第2位です。

 

 

 

 

 

 

 

 

夜を越えて朝になった流星のサドル付近

サドル付近

・FSQ85ED レデューサー 327mm
・SXP赤道儀 HEUIB-Ⅱフィルター
・Nex Guideオートガイダー GS60Sガイド鏡
・EosKissX2改 ISO1600 6分×4枚
・ステライメージ7 フォトショップCS6で画像処理
・3/31 4:48~ 和歌山県海草郡紀美野町 のかみふれあい公園

 

もう はくちょう座を撮れる季節になってきましたね。

サドルから三日月星雲付近です。

当日は天の川と満開の桜の撮影の事しか考えてませんでした。

FSQは桜が咲いてないときの保険で持っていったんです。そく保険適用。持っていっててよかった(笑)

なにを撮るか考えてなかったので、バンビを撮った後 とりあえず撮ってみました。

なので構図も適当です。

 

 

短焦点でサドル付近を撮る場合、この三日月星雲を入れるか、左に振ってNGC6914を入れるか・・・サドルを入れないってのもいいですね。

総露出時間24分。星雲の処理に四苦八苦、ちょっと目を離したすきにサドルが変になりました(笑)

木を見て森を見ず・・・ではなく、森を見て木を見ず でした。

 

 

当日の薄明開始は4時24分。撮り始めはまだ暗かったんですけどね。

3枚目の撮影あたりから空が白んでくるのが分かりました。

明るくなり始めると速いです。夜があっという間に朝になりますね。

学生時代、徹夜マージャンのあとに感じた太陽の眩しさとは違う、やさしい夜明けって感じです。