星祭りのような夜でした

hoshimaturi

 

12月に入って急に忙しくなり、画像処理もできてないおりおんですが、撮影にはちゃっかり行ってきました。

金曜の夜なので、いつもより多くの人が集まるかな・・・と、思ってました。

ところがぎっちょん、もはや数えることができないほどの人数。

本州最南端(の少し手前w)の撮影地は賑やかでした~(*^_^*)

 

で、昨夜は大型ドブソニアンが3台も並びましたよぉ~♪

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Yさんの55cm双胴ドブソニアン。55cmだけでもすごいのに、それがふたつですからね~!!

冬の天の川もはっきり見える暗いすさみで55cm双胴。そして両目で見る深宇宙。

 

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「燃える木」を初めて肉眼で見ました・・・(T_T)感動

そして、オリオン星雲はいままで見たこともないような立体感でした。

 

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Nさんの55cmドブソニアン。やはりかなりの大きさ。まるで大砲です。

次々に対象を導入していただいて、たくさんの天体を見せていただきました。

 

そして津村さんの50cmドブソニアン。天文ガイドでも紹介されてましたね。

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さすがの存在感。もはやおりおんの持ってる25cmドブソニアンは超小型ですな。

しかももう1年以上使ってないし (^_^;)

天体写真もいいけど、やはり「目で見る宇宙」はいいですね~。

こんど持って来よう・・・と思うも、持って行かないですよねこれが・・・(-_-)

 

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撮影派の方はsyoshi-さんをはじめ、AP使いの青年、そして大阪あすとろぐらふぃ~迷人会メンバー・・・メンバー

・・・って、半分以上メンバーやないかいっ!!

 

で、撮影の方はイプシロン130Dファーストライトでした~♪

お借りしてるので、おりおんのじゃないけどね・・・ヾ(-`ω´-o)ゝ

まあ、こっそり乾燥空気用の穴を開けて「おりおん」のシールを貼ってますけどね~。

・・・って、うそです(*^^)

 

空の方は薄雲も多く、半分は使えなくなった対象もありました。

ごまかしごまかし処理して画像アップします (*^_^*)

 

 

 

 

 

M35~モンキー星雲ゆでだこ付近

クラゲ星雲

・FSQ85ED RE 327mm F3.8 ・HEUIB-Ⅱフィルター
・SXP赤道儀 ・M-GEN Kowa75mm ・ディザリング
・EOS 6D(SEO-SP4) ISO3200 4分×16枚
・ステライメージ7 フォトショップCC
・ディスプレイEIZO CS230 & RDT231WM
・2016/10/29 23:56~ ・和歌山県すさみ町

 

ふたご座のお兄ちゃん、カストルの足もとあたりを撮ってみました~。

クラゲ星雲とモンキー星雲、直焦点ではそれぞれ単独で撮ることが多いですね。

今回は散開星団M35も構図に入れて広範囲に撮りました。

 

ふたご座

・Canon EF40mm F2.8STM F2.8→F3.5 ・EOS Kiss X4 新改造  ISO3200 3分 7枚
・ポータブル赤道儀CD-1+ ・HEUIB-Ⅱフィルター

 

散開星団M35は普通に撮れば写ってくれますね。

まず気をつけないといけないのは、モンキー星雲です。明部があっという間に飽和しますね。

気づけば真っ赤なおさるさんになってます。なので早い段階で補正がかからないようにマスクが必須ですね。

 

クラゲ星雲・・・というよりも、もはや ゆでだこ。この頭部と足部分とは輝度差がありますね。

あと今年も湯気が淡いです (-_-)そりゃそうだ。

M35、モンキー、ゆでだこ・・・全体のバランスを見ながら、それぞれ単品で処理する感じになりました。

 

あと、M35からモンキーにかけての赤いガス。これはほんと淡いです。

 

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いつもステライメージでコンポジットした後、フォトショップCCに渡して、まず彩度100%にしてみるんです ↑↑

すると、どう見てもあるんですよ、赤いのが・・・。

こんな所がカブるってのも変ですしね。

やっぱ赤いガスがあるな・・・ということで、炙ってみました。

これはそうとう淡いですね。

無理に炙ることもないんですけど、画像中央が寂しいのでがんばってみました φ( ◎_◎;)

 

「いやこれはガスじゃなくてカブリでしょう」という方、遠慮なくどうぞ。

大阪岸和田でお待ちしてますよ・・・(▼へ▼メ)

 

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さあ新月期ですね。

みなさん、冬の対象撮りまくりでしょうか。

おりおんは、季節早撮りしすぎて撮れるものがほとんどありません・・・(^_^;)

お借りしたイプシロン130でメジャー対象をもういちど撮ろうと思ってます~。

 

 

 

 

 

M78~馬頭付近 モザイクじゃないですよ

M78星雲

・FSQ85ED RE 327mm F3.8 ・HEUIB-Ⅱフィルター
・SXP赤道儀 ・M-GEN Kowa75mm ・ディザリング
・EOS 6D(SEO-SP4) ISO3200 4分×19枚
・ステライメージ7 フォトショップCC
・ディスプレイEIZO CS230 & RDT231WM
・2016/11/2 1:09~ ・和歌山県すさみ町

 

前回の地味~な「ここどこ?領域」から一転。

派手な領域を派手~に仕上げてみました~ ヾ(-`ω´-o)ゝ

冬の定番M78から馬頭付近、バーナードループを添えて・・・です。

 

派手な領域といっても、抑えるところはしっかり抑えないといけないですね。

オリオン三ツ星のアルニラム、アルニタク。燃える木と馬頭の高輝度部分。

あとM78星雲も飛んでしまいますね。ウルトラマンだけに。はっはっは~・・・・(-_-)ツー

 

オリオン座

・Canon EF40mm F2.8STM F2.8→F3.5 ・EOS Kiss X4 新改造  ISO3200 3分 28枚
・ポータブル赤道儀CD-1+ ・HEUIB-Ⅱフィルター

 

処理的には、バーナードループや馬頭付近はむしろ扱いやすい感じでしょうか。

両手を挙げて逃げる異星人のようなM78の暗黒部分の表現、そしてそこから馬頭にかけての淡いガス。

そして、オリオン三ツ星。。。このあたりの難易度が高いですね。

高輝度部分はマスク処理必須になってきますけど「三ツ星のまぶしさ」は大切です。

 

あと、淡いガスをどこまで抽出するかは、空の暗さ、機材、撮影条件等々・・・で、すべて変わってきますね。

撮影当日は晴れるのが遅かったので、露光時間をかせげてないんですよ。

なので淡いガスは途中で断念して、燃える木の暗黒部分と馬頭の高輝度部分の処理に少し時間をかけました。

 

冬の星座

・EOS Kiss X4 新改造  ISO3200 ・samyang 14mm F2.8 3分×6枚 ・ポータブル赤道儀CD-1+ ・HEUIB-Ⅱフィルター

 

過去、何度も撮った対象ですけど、以前はAPS-CだったのでM78・馬頭それぞれ単品での撮影でした。

ところがぎっちょん、フルサイズだとバーナードループさんにも出演してもらって両方入ります。

これはかなり広いな・・・と再認識・・・(=_=)

まあ、セットでお得なのかもしれませんけど、処理は面倒になりますね。そりゃそうだ。

 

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オリオン座は撮りたい対象が多いですけど、どれも難しいですね~。

ま、天体写真なので「簡単」ってのはあまりないでしょうけど (^_^;)

 

次回はふたご座のあれとあれ、あれを添えて・・・の予定です。

最近、添えて・・・ばかりです(-_-)

 

 

 

 

 

地味なきりん座ペルセウス付近

きりん座

・FSQ85ED RE 327mm F3.8 ・HEUIB-Ⅱフィルター
・SXP赤道儀 ・M-GEN Kowa75mm ・ディザリング
・EOS 6D(SEO-SP4) ISO3200 4分×16枚
・ステライメージ7 フォトショップCC
・ディスプレイEIZO CS230 & RDT231WM
・2016/10/7 0:41~ 奈良県五条市大塔

 

きりん座とペルセウス座の境界線あたりのようです。

撮った本人がわかってません ヾ(-`ω´-o)ゝwww

 

赤い星雲はパッとしないですけど、星の綺麗な領域ですね。

画像左上のモクモクはきりん座分子雲です。

このあたりをクローズアップで撮るのもいいですね~。

 

右側の赤い星雲はペルセウス座になるようです。

これも、弱ったツチノコのようで、いまいちインパクトがないですね。

 

でもま、この画像を見て「よしっ!! 撮るぞっ!!」と思った方が、もしかしたら3人ほどいらっしゃるかもしれません。

そんなあなたのために・・・場所はここです ↓↓

 

suteranavi

 

・・・(=_=)

ま、ここを撮るなら、ペルセやぎょしゃの華やかな領域を撮りますよね、ふつう・・・。

他に撮るものがなくなったよ~・・・とか、地味なのを撮りたいよ~・・・という方はぜひ (*^_^*) お勧めしませんwww

 

 

kirinorion

 

ずっと、派手な画像を処理・アップしてきたんですけど、今回は地味ですね。

ただ、分子雲あたりの表現や、それほど明るくない星雲の抽出はけっこう大変な領域でもありました。

あと、星も気をつけて処理しないといけないですね。

その労力のわりには、心に来るものがないという・・・(=_=)

 

次回は派手なあの場所の予定です。。。(*^_^*)

 

 

 

 

エンゼルフィッシュの横顔 オリオン風えさを添えて・・・

エンゼルフィッシュ星雲

・FSQ85ED RE 327mm F3.8 ・HEUIB-Ⅱフィルター
・SXP赤道儀 ・M-GEN Kowa75mm ・ディザリング
・EOS 6D(SEO-SP4) ISO3200 4分×16枚
・ステライメージ7 フォトショップCC
・ディスプレイEIZO CS230 & RDT231WM
・2016/11/2 3:13~ ・和歌山県すさみ町

 

知る人ぞ知る、知らない人は全く知らないオリオン北部のエンゼルフィッシュ星雲です。

今回はエンゼルフィッシュのエサと呼ばれるsh2-263を構図に入れて撮ってみました。

この星雲、カメラレンズで大きく撮るとエンゼルフィッシュ感がよくでるんですけどね。

直焦点でクローズアップすると、どうしても「やつれたカワハギ」に・・・(=_=)

 

エンゼルフィッシュのエサから顔あたりにはモクモク分子雲もあるようですね。

もう少し露光時間をかけると、もっとはっきりと出てくるかもしれません。

 

あと、この星雲は背びれ部分がおもしろいですね。

分子雲や暗黒帯、青い星雲もあって興味深いです。

ここだけを狙って撮るのもいいですね。

 

 

オリオン座

・Canon EF40mm F2.8STM F2.8→F3.5 ・EOS Kiss X4 新改造  ISO3200 3分×16枚 ・ポータブル赤道儀CD-1+ ・HEUIB-Ⅱフィルター

 

構図はこんな感じですね。かなり大きな星雲です。

モザイクするとなると2枚でギリギリですね・・・。

それにしても、このエンゼルフィッシュ星雲。ちょうど狩人オリオンの顏の部分にあたりますかね。

 

ちょっと気になったので、ステラナビゲータに貼りつけてみました。

 

オリオン座

 

これはひどい・・・(-_-) もはや狩人オリオンの顏が認識できません。

巨大異星人の落書きでしょうか。嫌がらせにもほどがありますな。

あと、「オリオンベルト」とはうまく言ったもので、三ツ星がちゃんとベルト部分にありますね。

ですが、またしても異星人の度を超えた落書きがその下に・・・。

オリオン大星雲の場所は、あきらかに狩人オリオンの・・・ヽ(゚Д゚;)ノ!!

あかんでしょ、これは!! 見てるとそんなふうに見えてくる ・・・いや・・・もうやめよう・・。

おりおんもこれ以上度が過ぎると怒られるかもしれん・・・(-_-)

 

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撮影当日はこたろうさん、みっさん、787bさん。そして風来坊さんが寝屋川から参戦されました。

風来坊さんのキャンピングカー仕様のハイエースが、これまたええんです♪

こんな車があったら、遠くまでのんびり遠征に行けそうですね~(*^_^*)