
画像の在庫も少なくなってきました。
天気もよくないので、つれづれなるままに日暮しモニターに向かひてM-GEN・ディザリングについて書きつくろうかと思います。
M-GENでガイド星を選ぶ場合、Live view(ライブビュー)とStar search(スターサーチ)があるんですけど、モニターにはこんな感じで表示されます。

画像はLive view(ライブビュー)のものです。
このドットのほとんどが「星」なので(ノイズもあり)、この中から適切な明るさの星をselectで選ぶんですけど、センサー感度が高いのでかなりたくさんの星が表示されますね。
どうしても以前使っていたNex Guideとの比較になってしまうんですけど、やはりこの星の多さにはびっくりです。
以前はガイド星を探すために、ガイドマウントを動かしてたんですけど、M-GENはどこを向いていてもたくさんの星が表示されます。
なのでガイド鏡・ガイドレンズを固定したままで大丈夫ですね。
で、あとはキャリブレーションをおこなってガイドスタート。キャリブレーションも30秒程でしょうか。
鏡筒を撮影対象に向けてガイド撮影を開始するまで早ければ3分ですね。
しかもイナバウアーな格好をせずに座ったままです (T_T) 感動~
で、ディザリングですけど、これはデジカメのダークノイズを低減するために撮影毎に少しずつ写野をずらして撮影するというものなんですが・・・。
M-GENには二種類の撮影方法がありまして・・・

マニュアルには「Snakeでのテストで良好な結果が得られています」と記載されてるので、ここはやはりSnakeでしょうか。
移動させるピクセル数は細かく設定できます。
これは個々のガイド鏡や撮影機材によって最適な数値が変わってくると思うんですけど、おりおんは1.5ピクセルの移動量で撮ってみました。

アンタレス付近の元画像13枚を比較明合成して、強拡大しました。
13枚の撮影枚数のせいかSnakeでとぐろを巻く途中のようですが、ちゃんとディザリングしてくれてるようです。
次に、実際にディザによってノイズが少なくなるのかを確かめるために、元画像からダークを引かずに星を基準にしてコンポジットしてみました。

ステライメージで13枚をバッチ処理でコンポジット。星の位置合わせのプレビュー画面(強拡大)です。
この時点ではまだ「星の位置合わせ」だけで実際にはコンポジットしてません。
なので星は合ってますけど、黄色の〇で囲んだ場所に赤いノイズがあるのがわかります。
通常は「星」と同じように「ノイズ」もコンポジットされますけど、ディザ撮影によってL字になってるのが見て取れます。
で、これをコンポジット実行してみると・・・

ノイズが消えてます。もうダーク引かなくてええんちゃうんっ?!はっはっは~。
・・・ま、ダークは引きますけどね(^_^;)
ディザリング、ノイズの多い夏場は特に重宝するかもしれません。
まだ細かい設定などで不慣れなところもあるので、慣れていきたいと思います。
実際、強拡大したら星像がやや伸びちゃってますし ヾ(-`ω´-o)ゝwww
M-GENは「上級者向け 高機能オートガイダー」とうたってますけど、初めてガイド撮影される方でもぜんぜん大丈夫ですね。
マニュアルさえ自宅に忘れてこなければ、すぐにガイド撮影できると思います。
あと、消費電力が少ないのもいいですね。
おりおんはM-GEN付属のシガーライタープラグを使ってます。

2連ソケットを使ってSXP赤道儀とM-GENをSG3500に。もうひとつのSG3500は夜露防止ヒーターに。
夏場ならバッテリーひとつでもいけそうなんですけど、冬場は減りますからね~。
いちおうバッテリー周りにプチプチ緩衝剤を詰めて、気持ちだけ寒さを防いでます。
撮影時にバッテリーを入れてるこの衣装ケース、普段は寒さ対策用の衣類を目一杯詰め込んでます。

大物はアディダスのベンチコート、ユニクロのフリース、ホッカイロやニット帽、裏起毛のトレーニングパンツ通称シャカパン・・・。
しかもいっさい自宅に持ち帰らず年中車に積みっぱ。
はい、もう2年くらい干してません ヾ(-`ω´-o)ゝ
あと、グレーのシャカパンはチャックが壊れてていつも全開です。
どうせ暗くて見えんからいいでしょう。
薄明が始まって明るくなり「あいつ、社会の窓 開いてんじゃん。プププ・・・ (○´艸`)」と思われた方もいるかもしれません。
大丈夫です。ジーンズの上に履いてるので、中身がポロリンチョとなる事はありません。

