さそり座うすうす三種盛り 熊野産昆布を添えて

さそり座北部の星雲

・SIGMA 85mm F1.4 DG HSM Art  F1.4 → F2.2
・EOS 6D(HKIR) ISO2000  1分×80枚
・ポータブル赤道儀CD-1 ノータッチ
・PC:mouse computer DAIV ・Display:EIZO CS230
・ステライメージ9・photshop CC2019
・2021/4/15 2:52~・三重県熊野

 

旬を迎えたさそり座の北部を85mmで撮ってみました~ ヽ(・∀・)ノ

3月に縦構図でカニとザリガニを添えたんですけど・・・

今回は、天の川に伸びる昆布のような暗黒帯を添えての横構図にしてみました。

昨年、ビクセンカレンダーに掲載された、お気に入りの構図です。

ええ、ビクセンカレンダーにね。ビクセンカレンダー。ビク・・・も、ええか・・・(-_-)

 

当夜は、晴れてはいたもののスッキリしない空。

でも85mmレンズ撮影だと、さほど影響ないかな。

1分を80枚ですけど、もう少し枚数が欲しいところです。

さそり座は低いので、あまり枚数稼げないですよね~ (〃 ̄З ̄)ノ

 

415milky

 

三脚立てたら2分で撮影、ほんと楽ですよ~。

ポタ赤に自由雲台つけてカメラ載せて構図決め。

ガイドも不要。 はい、撮影開始~ ( -_[◎]o パシャ

子午線越えも関係なし!! 薄明始まって明るくなってもまだ撮ってる!!

フラットはipadでサクッと撮影です。

かたや、モノクロ冷却のほうは、設営から撮影開始までで相当な時間がかかりますからね~。

撤収前のフラット撮影もLRGBそれぞれ40枚は撮らないといけないので、もうフラフラです  ~(´д` ~))))

 

春の銀河祭りの間は撮る物ないですけど、85mmとポタ赤でかなり遊べますね。

ってことで、一家に一台ポータブル赤道儀でしたっ!! d(* ̄∇ ̄)

 

burogumurabana

ケッチャプ君1hp

 

もう梅干しなんて言わせない!! 三裂星雲!!

M20三裂星雲

・イプシロン130D ・SXP赤道儀
・撮影カメラ ASI 183MM Pro 冷却-10℃
・L3分28枚・RGB各5分6枚 ・撮像NINA・PHD2ガイド
・ガイド鏡 GT40・ガイドカメラ ASI120MM Mini
・ステライメージ9・フォトショップCC
・2021/4/15 1:00~  ・三重県熊野

 

夏の定番 三裂星雲を撮ってみました~ (*´ ∇`*)

毎年撮る対象なんですけど、430mmだと干潟星雲に添えられた梅干しのような漬物感が否めませんでした。

ま、それはそれでいいんですけどね。

今年は1000mm強ってことで、梅干しを単品注文 (>ж<;)

「遠い、遠いよ熊野・・・」ヘロヘロになった体に鞭打っての導入撮影です。

 

ただ、当日はシーイングが激しく悪くてですね~。

60cmドブソニアンで参戦したFさんにいたっては、観望をあきらめ ふて寝する始末。

花粉の影響もあったようで、ベストな空ではなかったようでした。

 

415kumano4

それでも十分暗い熊野の空。

低空は、漁火や例の密漁ビームでやや明るいです。

 

空の条件がいまいちだったこともあって、星像がややポテッとした感じ。

ただでさえ星の数がハンパない領域なので、星々を抑え気味に仕上げました。

その影響で微恒星の表現も不満足です  (TдT)

 

星雲のほうは、この焦点距離になると構造もしっかり見えてきますね~。

「けっこうウネウネしてるなっ!!」って印象です( ゚д゚)ホォー

あと色の変化も興味深いですね。

色やその変化をどう表現するか・・・で、ずいぶんイメージが変わってきそうです。

 

ってことで、彩度控えめ塩分控えめで仕上げた梅干し・・・

じゃなくて、M20三裂星雲でした~ 乁( ˙ ω˙乁)

 

burogumurabana

ケッチャプ君1hp

 

おりおん 紀伊半島を突き抜ける!!

415kumano1

・TAMRON  SP15-30mm F/2.8 Di VC USD (Model A012)
・EOS6D(HKIR) ISO3200・F2.8 → F3.2   15mm
・固定30秒 ・Lee No3フィルター
・2021/4/15 4:26  ・三重県熊野

 

なんとか晴れそうな予報の水曜夜、三重県は熊野に行ってきました~ ٩(ˊᗜˋ*)

当初、いつもの大塔かすさみに行く予定だったんですよ。

ところが、曇り予報に悪化。ってことで熊野に予定変更です。

にしても遠い。遠いよ、熊野 ( ;∀;)

「4時間弱なんてたいしたことないよ」って方も多いでしょうけど・・・

大塔だと帰りは1時間半ほどなんですよ。

4時間つったら、行って帰ってまだお釣りがくる距離。

でもま、行くしかないでしょう!! ってことで、レッツラゴーです ((((ε( o・ェ・)o

 

kiihantou

 

国道169号をひたすら南下。カーナビの「あと○○Km」の数字がなかなか減らない。

おまけに小雨まで降ってきた( TДT)

撮影現場に到着している仲間からも「雲多し」のLINEあり。

いや!! 迷人会の晴れ男おりおんが行けば、晴れないはずがないっ!! (・皿・)

 

やっとのことで到着。噂どおり野良猫がたくさんいますよぉ~ (=ФωФ=)ニャー

現場ではすでに、あーちゃーさん、大砲ドブのFさん、奈良のミューロン使いの方。

少し遅れて、なかなかいいさんが参戦ですよ~。

そして機材を設営後、すっきり晴れた ヽ(*゚ー゚*)ノ(ノ*゚ー゚)ノ ホラネ

今回の課題のひとつだった、オートフォーカスもバッチグーです。

シーイングはいまいちですけど、濃い天の川も昇ってきた ☆彡

 

nakanakaiishot

※ スーパーで買ってきた握り寿司を、少し席を離れたすきに野良猫に食べられて、意気消沈するなかなかよくない、なかなかいいさん。

 

撮影も快調に進む夜半過ぎ。

TSUBAKIさんから「2時頃に船舶ビームがきますよ」とのLINE。

「船舶ビーム?なにそれ?」・・・(-_-)??

 

ほどなくして、熊野灘遠方より強烈な光がやってきたっ!!

「えっ?! あれはなに!?!?」

 

beem

あかーーーーーんっ!! Σ(- -;;ノ)ノ

車のヘッドライトの数倍もの灯りが現場を照らすっ!!

おそらく密漁監視だと思うんですけどね。

あっち行った♪ と、思ったらまたやってくるんですよ、これが ( ;∀;)

ま、ずっとってわけではないですし、仕方のないことですけどね~。

セクシービームなら、いくらでもオッケーなんですけど。。。( ̄ω ̄*)

それにしても眩しーーーっ!!

 

そして薄明開始。それでもしばらく天の川が見える空の暗さです。

1枚目画像の木星には衛星も写ってますね~ (゚▽゚

 

415kumano3

 

そして朝。癒される景色がそこに!!

4時間かけてきた甲斐があったねっ (○´∀`)ノ

いや・・・いまからまたあの距離を帰るのか・・・(›´ω`‹ )(›´ω`‹ ) ゲッソリ

 

ってことで、遠かったですけど満天の星空を楽しむことができましたっ!!

画像、できしだいアップしまーす (^^)/

 

burogumurabana

ケッチャプ君1hp

 

さそりの尻尾 甲殻三種を添えて

さそり座

・SIGMA 85mm F1.4 DG HSM Art  F1.4 → F2.5
・EOS 6D(HKIR) ISO2000  1分×30枚
・ポータブル赤道儀CD-1
・PC:mouse computer DAIV ・Display:EIZO CS230
・ステライメージ9・photshop CC2019
・2021/3/11 4:30~・奈良県五條市大塔

 

「ポタ赤30分85mmで宇宙を切り撮る」第三弾!!

さそり座の尻尾付近です ヽ(*´ω`)ノ

薄明開始まであと20分!! 大慌てで露光開始ですよ~。

大塔は南に小山があるので、さそりの尻尾付近の撮影は時間との戦いになります。

広角だと山の稜線が入ってくるんですよね~。

もちろんちゃっかり構図に入っちゃいました ( ;∀;)

 

さそりの尻尾付近には、泡を吹くカニ星雲(別称彼岸花星雲)

ザリガニ星雲ボクサータイプ(まれに出目金星雲とも呼ばれる)。

そしていちばん低い場所に、エビ星雲があります。

85mmで撮っても、カニ・ザリガニの構造はけっこうわかりますね。

 

エビ星雲

 

3年ほど前に、イプシロン130Dにデジカメで撮ったことがあるんですよ。

430mmだと構造がより一層わかって興味深いですね~ (。 ・ω・))フムフム

甲殻三種、色合いもそれぞれ違ってたりします。

暗黒帯もあって撮れ高もありそうな、いちばん下のエビの南中高度は15度。

でもこれを撮れる時間帯には、いて座も高くなってるのでそっちを狙いますかね~ ( ・ω・`)ウーン

海上を飛ぶM16わし星雲、もしくは海岸部の干潟星雲、そして海中の甲殻類。

夏物盛りだくさんで悩むところです。

 

で、さそりの尻尾付近。

先日画像アップしたさそり座北部と合わせてみよう・・・ってことでやってみました。

 

さそり座

 

「うまくいかんやろな・・・」と思いながらフォトショップで自動モザイク。

ありゃ!! うまいことくっついたよっ!! ヽ(*゚ー゚*)ノ(ノ*゚ー゚)ノ

たまに上下逆になったり、左右にくっついたりすることがあるんですよね~ www

ただ「めっちゃ細長くなったよ!! 」ってことで久しぶりに落款押して「掛け軸」です。

 

というわけで、尻尾の先っちょの星が切れちゃってる「さそり座星雲群」でしたっ!! (o′▽`)b

 

burogumurabana

ケッチャプ君1hp

 

 

天文ガイド5月号「アルニラムの魔女」入選!!

tenga5

 

天文ガイド5月号に「アルニラムの魔女」が掲載されました~  ヽ( ´¬`)ノ

モノクロに手を出した昨年9月。

ガイドカメラを認識しなかったり・・・フィルターホイールが回ってなかったり・・・

ピントが合わなかったり・・・いろんなトラブルがありました (T_T)ツー

そんな苦難の道を経てのモノクロ初入選っ!!

 

WEB掲載画像はコチラ ↓↓

アルニラム付近

 

選者さんのコメントもうれしいですね~。

「アルニラムの魔女」という愛称を付けたのは良いセンスです。。。ときたっ ヽ(´▽`) ノ

ま、「センス」が服を着て歩いてるようなもんですからね、おりおんの場合は。はっはっは~。

「アルニラムの魔女」天文ガイド公認名称ってことで、今後は著作権が発生。

いちおくまんえんで撮影許可しますよ~!! ヽ(・∀・)ノ

 

・・・などとふざけた事ばかり言ってるせいか・・・

肝心の天文ガイド5月号が昨夜から行方不明なんですぅ。

どこ行った?5月号。どこを探してもないんですよ (T_T)マジデ

 

で、アルニラムの魔女付近ですけど、本家「魔女の横顔」よりも難易度は高めですね。

ガスも淡く、加えてアルニラムのゴーストがえげつないです。

目隠しを外した五条悟並みの呪術・・・じゃなくて処理技術が必要ですね~。

 

そこでっ!! そんな画像処理を丁寧に解説した動画!!

「迷人会ケンタローちゃんねる310.3MHz」が天文業界を席巻中ですよ~!!

いや~これは勉強になるなっ!! _〆(゚▽゚*)

 

kentaro

おりおんもいつかゲスト出演するかもですっ!!

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ってことで、IAU国際天文学連合にてNGC1990が「アルニラムの魔女」に正式決定される日は近いぞっ!! でしたっ!!

 

burogumurabana

ケッチャプ君1hp