ネタ切れ寸前起死回生 朝まで快晴

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・ポータブル赤道儀CD-1+ ・HEUIB-Ⅱフィルター
・EOS Kiss X4 新改造  ISO3200 3分×16枚
・Canon EF40mm F2.8STM F2.8→F3.5
・ステライメージ7  フォトショップcc
・ディスプレイEIZO CS230 & RDT231WM
・2016/10/30 1:53~ ・和歌山県すさみ町

 

晴れましたっ!!

前日から天気予報・GPVを見ること数百回。

みかんの収穫量全国1位、南国和歌山に行ってきました~。

 

やはり本州最南端は暖かい。風邪をひく覚悟ならTシャツ1枚でもオッケーです。

撮影当日は久しぶりの晴れを狙って、多くの人が集まるだろうなと予測。

いつもより早い時刻に夕焼け熊五郎さんと共に出発、現地着。

続々とやってくる星屋さん (*^_^*)♪

 

meijinkai

 

・・・って、山側 全員あすとろぐらふぃ迷人会 (=_=)

しかもひとりで直焦点撮影やポタ赤、固定撮影するので機材の数がハンパないです。

うっかり三脚を蹴飛ばされても文句は言えない過密度。

 

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迷人会以外にも数人来られてました。

久しぶりの朝まで快晴、夜露もなく快適な撮影でした。

流れ星も多く、近くのリゾートホテルの宿泊客であろう若いグループも歓声を上げてました ☆彡

若いっていいな・・・と思ふ今日この頃。

 

冬のダイヤモンド

・EOS Kiss X4 新改造  ISO3200 ・samyang 14mm F2.8 3分×20枚 ・ポータブル赤道儀CD-1+ ・HEUIB-Ⅱフィルター

 

この冬、5回ぐらいは言うかもしれない「冬のダイヤモンド」

構図もいっぱいいっぱい、微恒星もハンパないので「ダイヤモンド」がわかりにくいです (^_^;)

オリオン座も3時前には南中ですね。

東には「しし座」北には「北斗七星」が見えていました。

短焦点には撮れるものがない「春の銀河祭り」の季節がやってきます・・・(-_-)

 

 

 

 

 

クリスマスツリーからバラのモザイク

クリスマスツリー星雲

・FSQ85ED RE 327mm F3.8 ・HEUIB-Ⅱフィルター
・SXP赤道儀 ・M-GEN Kowa75mm ・ディザリング
・EOS 6D(SEO-SP4) ISO3200
・ステライメージ7 フォトショップCC
・ディスプレイEIZO CS230 & RDT231WM

・4分×16枚 2枚モザイク 総露出時間128分
・クリスマスツリー星雲付近 2016/10/7 2:22~
・バラ星雲付近 2016/10/7 3:48~ 奈良県五条市大塔

 

以前アップしたクリスマスツリーとバラを繋げてみました。

というか、モザイクするつもりで撮影したんです。

 

スターブックTENでの導入、ガイドはM-GENなので、システムはコンパクトなんですけどモザイクは苦手。

現場で何度も試写してカメラ背面モニターで星の位置を見ながらの構図を決めるんですけどね。

高度が高いと確認時の姿勢が大変なんですよ。カメラ背面モニターが下を向きますからね (=_=)イナバウアー

6DのWifi機能を使ってスマホで確認してもいいんですけど、バッテリー減るんですよwifi。

いっかくじゅう座ならあまり高くならないですし、この領域は輝星がわかりやすい位置にあるのでまだモザイクしやすいです。

ちょっとバラのあたりが窮屈になりましたけど (^_^;)

なんとか つながってよかったよかった ♪

 

orionguruguru

・EOS60D 非改造 ・samyang 14mm F2.8・ISO1600

 

オリオン座を固定で1分10枚です。

HIGORO-NO-OKONAIのおかげでいいタイミングで流れ星が~ ☆彡

こんな撮り方もたまにはいいかなと思ったんですけど、やっぱ北天ぐるぐるがいいですかね。

オリオン座、冬の大三角なのでまだわかりやすいですけどね~。

他の星座だったら、なにがなんだかわからんかもしれん・・・(-_-)

 

 

flat

 

快晴の朝を迎え、赤道儀の電源をOFFする時の安堵感、幸福感 (*^_^*)♪

で、鏡筒に「はいお疲れさんでした」と言いながら鏡先を天頂に向けてフラットを撮るんですけどね。

ちなみにフラットは天体ショップダイソーで購入したA4ケースを鏡筒径にカットしてiPadで撮ってます。

画面はお絵かきアプリで白くしてトレーシングペーパーで減光してます。

間違っても「ヤフートップページ」でフラットを撮ってはダメですよぉ~。

で、続けてフラットダークも撮るんですけど、この日は撮るのを忘れました・・・(=_=)

 

 

 

 

まがたまドクロ星雲 アリクイは今年もサンマの開きに

まがたま星雲

・FSQ85ED RE 327mm F3.8 ・HEUIB-Ⅱフィルター
・SXP赤道儀 ・M-GEN Kowa75mm ・ディザリング
・EOS 6D(SEO-SP4) ISO3200 4分×14枚
・ステライメージ7 フォトショップCC
・ディスプレイEIZO CS230 & RDT231WM
・2016/9/1 2:19~ 奈良県五条市大塔

 

・・・というよりも、まがたま木魚って感じですけど・・・。

 

もうずいぶん前に撮った、まがたまドクロ付近。

撮影翌日にPCモニターで見ると星がかなり流れてました。

雲の通過が原因でガイドできてなかったと思うんですぅ。

薄雲あり画像も多くて、処理する気になれず放置。

もうお蔵入りにしようかと思ってたんですけど、そろそろネタがなくなってきたので ヾ(-`ω´-o)ゝ

 

メジャーな対象なので「もう撮ったよ」「これから撮るよ」って方も多いでしょうね。

まがたま星雲の中央部、オリオン星雲から現在も逃亡中の変光星AEのよって明るくなってます。

ここを意識して処理すると立体感が出てくるようです。

 

09010230

 

まがたまとドクロの間にある星の色を活かすと、華やかになりますね。

あと、アリクイはやはり今シーズンも淡いですね~。そりゃそうだ。

無理して炙ると、焦げたサンマの開きのようになってしまいます。

・・・てか、すでになってます (=_=)

 

 

おうし座

・Canon EF40mm F2.8STM F2.8→F3.5 ・EOS Kiss X4 新改造  ISO3200  180秒×16枚 ・ポータブル赤道儀CD-1+  ・HEUIB-Ⅱフィルター

 

以前、まがたまドクロがちょん切れてた おうし座からぎょしゃ座付近を撮り直し。

どうせなら分子雲を出してみようとがんばってみたんです。

で、あわよくば1枚目画像にもっていってネタにしようと思ってたんですけどね~。

・・・審査の結果、3枚目に降格です (T_T)ツー

 

ま、枚数も少ないですけど、やはりパンケーキレンズの限界でしょうか。

処理技術のなさをレンズのせいにするのはよくないですけど、誰かアポゾナーください。

 

 

 

 

 

クリスマスツリーかたつむりー

クリスマスツリー星団

・FSQ85ED RE 327mm F3.8 ・HEUIB-Ⅱフィルター
・SXP赤道儀 ・M-GEN Kowa75mm ・ディザリング
・EOS 6D(SEO-SP4) ISO3200 4分×16枚
・ステライメージ7 フォトショップCC
・ディスプレイEIZO CS230 & RDT231WM
・2016/10/7 2:22~ 奈良県五条市大塔

 

早くもクリスマスの季節がきましたよ~。

冬のメジャー星雲のひとつ、クリスマスツリー星団コーン星雲付近。

そして、かたつむり星雲も構図に入れて撮ってみました。

 

クリスマスツリー付近の赤はわりと出やすいですけど、周辺にいくにしたがって淡くなりますね。

赤一辺倒になりがちですけど、ツリー部分の輝度が高いので、そのあたりを意識して処理すると立体感は出るようです。

 

かたつむりもこうして見るとかなりの大きさですね~。

ブルーが綺麗なかたつむりですけど、暗黒帯・分子雲もあって難易度はやや高い感じです。

 

1007236

 

いっかくじゅう座は40個もの散開星団があるようですね。

クリスマスツリーとかたつむりの間にある大きな散開星団もかなり目立つんですけど・・・

カタログナンバーがないようです。

単なる「星の集まり」ってことですかね (・_・?)

 

あと「かたつむり」はまだしも「クリスマスツリー星団」はちょっとわかりにくいですね。

・・・「また絵だな」と思ったそこのあなたっ!!  あまーーーーいっ!!

 

chirisutmaukatatumuriweb

 

アカデミックかつスタイリッシュなブログなのでね・・・( ー`дー´)フッフッフ

 

・・・てか、昨年描いたのでもうええかな・・・と  ヾ(-`ω´-o)ゝ

 

無理やりトリミングしてみました。

こうして上下反対にするとまだわかりやすいですね。

でもまあ、「ツリー」と呼ぶにはかなり無理があるような・・・(=_=)

 

かたつむりですけど、これはわかりやすいと思うんですけどね~。

ただ、星屋以外の人に見てもらうと「どこが?」と言われることが多いんですよ。

なので、「ここが胴体で目がふたつ・・・」

「あ~なるほどぉ・・・まあ言われてみれば・・・」

・・・のような、会話をもう三千回はしてきました。

かたつむり以外に見えないと思うんですけどね~。

 

 

 

 

 

エリダヌスバブルは「し」のバブル

エリダヌスバブル

・ポータブル赤道儀CD-1+ ・HEUIB-Ⅱフィルター
・EOS Kiss X4 新改造  ISO3200 3分×30枚
・Canon EF40mm F2.8STM F2.8→F3.5
・ステライメージ7  フォトショップcc
・ディスプレイEIZO CS230 & RDT231WM
・2016/10/7 1:58~ ・奈良県五条市大塔

 

「し」です。淡いです。

この世にこれほど淡いもんがあるか?ってくらい淡いですwww

 

オリオン・エリダヌススーパーバブルと呼ばれる大きく広がる超新星残骸。

海外ではエリダヌスループとも呼ばれてるようです。

バーナードループともつながってるみたいですね。

場所はこのあたり ↓↓ ステラナビゲータに貼りつけてみました。

 

suteramap

 

「とし」もしくは「とも」ですかね・・・(-ω- )

 

まあとにかく大きいです。赤いだけではなく分子雲らしきものもありますね。

なので、これはもう炙り出すだけで精一杯。

「美しい天体写真」とはかけ離れた仕上がりになりました。

ま、いつもかけ離れてますけど・・・ヾ(-`ω´-o)ゝ

 

いつもより多めの30枚。それでも露光時間は足りないですね。

ほぼ同じ露光時間のオリオン座とコンポジット画像を比べてみました ↓↓

 

hikaku

 

エンゼルフィッシュ・バーナードは写ってるのがわかるんですけど、エリダヌスは・・・(=_=)

 

コンポジット画像を見た星屋を恐怖のどん底に突き落とす・・・

それはまさに「死(し)のエリダヌススーパーバブル」・・・

 

エンゼル・バーナードも淡いですけど、コンポジット画像レベル補正でそれなりに浮かび上がってきます。

ところがぎっちょん、エリダヌスはムリダヌス・・・ 彡(-ω-;)彡彡

 

それでも実体のないバブルな時代とは違って、このバブルは露光時間分だけの情報は、見えなくてもしっかり入ってます。

フォトショップで彩度100%にしてみると、赤い「し」の字が浮かび上がってきます。

あとはもう、必死のパッチで処理するだけですね。

 

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直焦撮影の合間の放置プレイ。極軸望遠鏡もつけてない適当撮影。

たまに三脚を蹴飛ばしてしまったりします。

それでも、ちゃんと写ってくれるから不思議です。

 

撮ったものを「し」の淵に追いやるエリダヌススーパーバブル。

この冬、いかがですか? (*^_^*)