IC1396 ケフェうすうす座の季節がやってきた

IC1396

・イプシロン130D   430mm F3.3
・SXP赤道儀 ・M-GEN ・ディザリング
・EOS 6D(SEO-SP4) ISO3200 3分30秒×32枚
・ステライメージ7 フォトショップCC
・ディスプレイEIZO CS230 & RDT231WM
・2018/5/15 1:58~ ・奈良県五條市大塔

 

はい、前回のsh2-27をやり直してみました~ ヾ(-`ω´-o)ゝ

・・・じゃなくて。 ま、雰囲気は似てますけど。

 

それにしても、季節の移り変わりは早いです。

ついこの前「天の川きたーーーっ!!」と、喜んでいたのに・・・

もう、秋のケフェウス座ですよ。

このペースだと、次新月期あたりにオリオン座が撮れるかもしれん・・・(=_=)

 

で、撮影当日ですが・・・

イプ130でさそり座のうすうすを撮ったあと「さあ、なに撮ろう・・・」

まず三裂干潟を導入したんですけど、ISO3200では中央部が飛びそう・・・。

ISOもしくは露光時間変えたら、ダークを2種類撮らないといけないし (´-ω-`)

 

「では、あみ嬢を」と筒を向けるも、予想通り南北縦構図のおかげで東西のあみを入れた「い」の構図がとれない。

おかんとぺりかんくんも、おかんだけの出演になるので、ちょっと寂しいな。

じゃあアレを・・・ではコレを・・・と、天の川に沿ってどんどん北に向かう筒。

・・・気づけば、そこにケフェうすうす・・・(=_=)

 

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いったん撮影を始めると、フラットの関係でカメラを回転させたくないんですよ。

山口のじぃさまのように、撮影対象ごとにフラットが撮れる環境だと、回転させてもいいんですが・・・

星屋の大勢いる大塔で、灯りつけてフラットなんて撮った日にゃ あーた。

 

撮影中に三脚を「コンッ!!」ヽ( ・∀・)ノ┌┛エイッ

もしくは、こっそりウエイトを増やされる  [重り]д ̄)

あと、黄色い筒をピンクに塗られる |゚ω゚)ノシ ・・・

それでも文句は言えません・・・(=_=)

 

てなわけで、IC1396を撮るに至ったわけです。

過去なんどか撮った対象ですが、処理するごとに赤みを抑えた仕上がりになってます。

初めて撮った時なんてもう、梅干しみたいな・・・はっはっは~・・・(T_T)ツー

 

今回は赤を抑えつつ、星雲の外縁部の濃淡を強調して、立体感を出しました。

明るいガーネットスターと、まさに星の数ある微恒星に気をつけないといけませんね。

星雲よりも星に注視して、表現してみました (*゚ω゚)ノ

 

 

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へびつかい座のうすうす sh2-27

sh2-27

・シグマAPO MACRO 150mm F2.8 EX DG OS HSM
・EOS6D HKIR改造  ISO3200  2分×32枚 F2.8 → F3.2
・GP2ガイドパック こたチューン ノータッチガイド
・ステライメージ7 フォトショップCC
・ディスプレイEIZO CS230 & RDT231WM
・2018/5/14 22:15~ 奈良県五條市大塔

 

へびつかいの足もとあたりにある巨大な星雲です。

「えっ?! こんなのあったっけ?」と思われる方がいるかもしれません。

おりおんもしっかり撮ったのは初めてです ヾ(-`ω´-o)ゝ

150mmとフルサイズでいっぱいいっぱい。かなりなサイズですよねぇ。

 

広角だとけっこうよく写ってくれて・・・

天の川を撮ると、さそりのカラフル領域のすぐ上あたりに赤く写ってくれます。

 

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ってことであまり食指の動かない対象でしたけど、早い時刻に撮れる場所なので、レンズを向けてみました。

「こりゃ楽勝だな・・・」とPCに向かうこと数時間・・・

ダメだこりゃ・・・_(┐「ε:)_

 

広角なら簡単に写るのに、望遠や直焦点撮影になると、いきなり写らなくなる「天体写真あるある現象」です。

それでもなんとか炙りだしたんですけど・・・

淡い部分を表現しすぎると、赤一辺倒なのっぺり画像になるんですよね。

なので、赤を強調しすぎず、濃淡をだして仕上げてみました~ (*´ェ`*)

 

ただ、これはもう単品で撮ることはないかもしれません。

 

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で、このあとしばらくして、前回お話したお若い女の子ふたりがやってくるわけです。

その頃おりおんは4台体制でバタバタしてたんですが、しばらくして、

彼女たちのいる現場へと向かいましたよ~。

 

見ると、787bさんが彼女たちのカメラで天の川を撮ってあげてたり・・・

FSQによる夏の星雲撮影までっ Σ(´ω`ノ)ノ

「自分の撮影はええのんかーーーいっ!!」

そして、こたろうさんによる機材の説明や神話の語りも始まりましたよぉ~。

「機材のお話はよくあるけど、ギリシャ神話てっ!!」

至れり尽くせりとはこのことなり・・・(=_=)

 

 

で、わたくしおりおんはというと・・・襲いかかってくる睡魔に耐え切れず・・・

朝から仕事もあったので・・・みんなの楽しそうな声を振り切り・・・

薄明開始時刻にタイマーを合わせ、車内で爆睡 Σ[布団]ε¦) グォー

 

起きたら、彼女たちは帰ってしまって いませんでした・・・(T_T)ツー

 

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meijinkai

 

 

さそり座のうすうす sh2-1・2-7

sh2-1

・イプシロン130D   430mm F3.3
・SXP赤道儀 ・M-GEN ・ディザリング
・EOS 6D(SEO-SP4) ISO3200 3分30秒×32枚
・ステライメージ7 フォトショップCC
・ディスプレイEIZO CS230 & RDT231WM
・2018/5/14 22:47~ ・奈良県五條市大塔

 

新月期のど真ん中、このままボウズで梅雨入りかも・・・

と、思っていたらSCWは真っ黒け !!

てなわけで、いつもの大塔に夕焼け熊五郎さんとレッツラゴー ρ(^-^*)ノ

タイヤをギュインギュインいわせて、まだ明るいうちに現地に到着~

ふと見ると、こたろうさんの車の奥にもう1台・・・もしかして !!

なんどかご一緒させていただいてる、天体写真家の吉田さんじゃありませんかっ!!

 

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それにしても、すごい機材。垂涎です。

 

で、おりおんは、こたろうさんの黒いBKPのとなりにサクサクッと設営。

いや~、明るいうちに設営できると気持ちに余裕ができます (´ε`*人)

とはいえ、さそりが出てくるまで撮れるもんがないんですけどね。

まだ、早い時刻は春の銀河祭り。なのに皆さん短い筒ばかり・・・www

 

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にしても画像右、にどすけさんのオライオン、デカいよねぇ~ (^_^;)

おりおんの黄色い筒がおもちゃのようです。

設営中の赤道儀EQ8・・・って、あれ、地面に穴を開ける油圧ブレーカーじゃねっ?! www

 

で、撮影のほうですが平日とは思えないほど賑やかになりましたよぉ~。

もう、機材を設営する場所がないよ ってほどの星屋の数です。

 

おりおんは、さそりの頭が撮影可能な時刻になって、やっとこさ露光開始~  (pq*´∀゚)

さそり座のアンタレス付近の右あたりにあるんですけど、かなりな淡さ。

ですが、しっかり炙ると青と赤が綺麗な領域ですよ~。

 

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この対象の撮影後、ポタ赤も出して4台体制です。

いそがし~ (ω`ヽ彡ノ´ω)ノ

 

で、そんなとき、迷人会メンバーの787bさんが「お若い女子がふたり、カメラもって来てますよ」と驚愕のひと言を発す。

「な、なにっ!!  ∑(゜ロ゜ノ)ノ 」おっさんばかりの掃き溜めに鶴がっ!!

と、振り返りざま隣を見ると、もうそこに こたろうさんの姿はありません。

電光石火とは このことなり・・・(=_=)

ま、現場に星屋がいたら必ず声をかけるんですけどね。

これが、おっさんなら「ま、あとでええか・・・」ってなもんですわ。

ところがぎっちょん・・・早い、早いよみんな・・・(=_=)

 

てなわけで、朝まで快晴で楽しい時間を過ごすことができました~。

ご一緒したみなさん、お疲れさまでした  ヽ(・∀・)ノ

画像、処理できしだいアップします~。

って、それほど数撮ってないんですけどね (^_^;)

 

 

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はくちょう座 サドル~クレセント~チューリップ

はくちょう座

・シグマAPO MACRO 150mm F2.8 EX DG OS HSM
・Eos6D HKIR改造  ISO3200  2分30秒×32枚 F2.8 → F3.2
・GP2ガイドパック こたチューン ノータッチガイド
・ステライメージ7 フォトショップCC
・ディスプレイEIZO CS230 & RDT231WM
・2018/4/20 2:26~ 奈良県五條市大塔

 

4月の大塔遠征、最後の1枚です (  ^ω^)

Iさんから絶賛借りパク中のシグマ150mmで、はくちょう座の赤いのを撮ってみました~。

いつものように試写をして、カメラの背面モニターで構図・星像の確認   |_-。) ジー

「よし♪  露光開始~」

あとは放置プレイで仲間と談笑・車で仮眠です・・・ (人-ω-。)zzz

 

はくちょう

 

で、帰宅後、撮影画像を確認・・・

・・・試写画像以外、全部星が流れてる~!!  Σ(=ω= ) ギョェ!!

くっそ~ 誰か三脚けとばしたなっ!! ・・・って、んなわけないし (-_-;)ジブンカモ

 

あんなソフトやこんなソフトで、補正してもいいんですけど・・・

等倍で見るとけっこう流れてるので、これは厳しい。

 

nobinobi

 

微恒星だらけのこの領域、ただでさえ星がうるさいのに、これはきつい・・・

でも、もうネタないし・・・このままいったれ~~っ!!  (ノ▽ο▽)ノ

 

ってことで、なんとか仕上げてみました~♪

よく見ると・・・って、よく見なくても、サドルなどの輝星がすこしビヨーンとなってます。

 

モニター、およびスマホから3メートル離れてご覧ください (=_=)

 

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で、このはくちょう座の赤い星雲群ですけど、

クレセントからチューリップあたりにかけて淡くなってきます。

赤の表現をどうするかは好みですね。

今回は少し派手に仕上げてみました ヽ(・∀・)ノ

 

 

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meijinkai

 

 

誰ですか? アンタれす~

アンタレス付近

・イプシロン130D   430mm F3.3
・SXP赤道儀 ・M-GEN ・ディザリング
・EOS 6D(SEO-SP4) ISO3200 3分30秒×41枚
・ステライメージ7 フォトショップCC
・ディスプレイEIZO CS230 & RDT231WM
・2018/4/19 23:55~ ・奈良県五條市大塔

 

は~い!! 今年も撮ってきました~ ヽ(*`゚∀゚´)ノ

夏の定番、みんながカメラを向けるさそりの「付近」です。

毎年撮ってるのは誰ですか? アンタれす~

 

天の川やさそり座の撮影などで、すでになんどか登場してる付近ですけど・・・

直焦点撮影では初物です。

 

当日の空の状態がよかったので、元画像もいい感じ~ *(pq′з`*)

41枚をチマチマとトーナメントでコンポジットですよ~。

コンポジットだけで2時間はかかるんですけど、理由はひとつ。

大量一括コンポジットだと、PCが動かんのです~ o(TヘTo)

 

画像処理

 

コンポジットがすんだら、デジ現して、フォトショにバトンタッチ。

いつもはヒストグラムは、あまり見ないんですけどね。

色の多い領域なので、いつもより慎重に処理しないと・・・

ってことで、ヒストグラムの山がほぼ合ってるか確認しつつ処理を進めますよ~。

 

で、画像に目が慣れてくるので、彩度を100にして、変なとこがあったら補正 φ(・ω´・ ○)

レイヤーの山が積み重なります。

いや~、まじめに画像処理やっとるね www

 

今回は、星雲の彩度を上げたい気持ちをぐっと抑え、控えめにしましたよ~。

中望遠や星座写真でのアンタレス付近は、もっと彩度アゲアゲでもいいと思うんですよ。

ただ、この写野で彩度を強調すると、ほんと派手になるんですよねぇ。

まあ、好みなのでギンギラギンでもいいとは思いますが (゚▽^*)d

 

ということで「アンタレス付近」、上品なおりおんが上品に仕上げてみました~。

 

 

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meijinkai