さよならNexGuide また逢う日まで~逢える時まで~♪

m97m108

・FSQ85ED レデューサー 450mm F5.3
・SXP赤道儀 LPS-P2光害カットフィルター
・Nex Guideオートガイダー GS60Sガイド鏡
・EosKissX4改 ISO3200 4分×16枚
・ステライメージ7 フォトショップCS6 ・ディスプレイEIZO CS230 & RDT231WM ・トリミング
・2016/2/2 22:43~ 和歌山県海草郡紀美野町 のかみふれあい公園

 

♪別れのぉそのわけは~話し~たくな~い~ ♪・・・若い方は知らんやろね。。。(=_=)

 

もう2ヶ月ほど前に撮った画像なんですけど、ずっと放置で今ごろ処理。

もう少しで撮ったことを忘れるところでした。

M97は惑星状星雲としては大きいほうですし、色も綺麗ですよねぇ。

「ふくろう星雲」の名称もつけてもらってますけど、M108銀河のほうはどうしてもオマケ出演というかバーター的な感じが否めませんね。

単品でしっかり撮るとそれなりにいい感じな銀河だとは思うんですけど「今夜はM108を撮ろうと思うんだよね」とワクワクしながら言ってるサラリーマンを見たことがありません。

せめて通称名でもあればいいんでしょうけど、池で浮かんでる死んだ小魚みたいですし・・・(=_=)

 

 

で、これがNexGuide撮影 最後のショットになりました。

思えば望遠鏡での撮影よりもこのショットのほうをたくさん撮ったんですよねぇ・・・しみじみ・・・

 

 

いちばん好きなのがこれだったりしますが・・・。ズームレンズが勝手に動いたんです www

 

 

晴れの日も・・・

 

霧の日も・・・

 

 

ガイドが上手くいかず、もう大和川に捨ててしまおうとなんども思ったNexGuide、約4年がんばってくれました。

・・・って、まだ使えますけどね ヾ(-`ω´-o)ゝ

いちおうタンスの奥にしまい込んでおいて、いつか黄色い鏡筒との2台体制にした時にでも使います(ウソです)・・・。

 

 

 

 

 

 

画像が残骸になった「ほ座超新星残骸」

ガム星雲

・FSQ85ED レデューサー 327mm F3.8
・SXP赤道儀    ・ M-GEN Kowa75mm
・EOS 6D(SEO-SP4) ISO2500 6分×12枚
・HEUIB-Ⅱフィルター ・ディザリング ・トリミング
・ステライメージ7  フォトショップCS6 ・ディスプレイEIZO CS230 & RDT231WM
・2016/3/11 22:41~   和歌山県西牟婁郡すさみ町

 

ほ座~とも座に広がる超新星残骸ガム星雲。その中で比較的明るい(と思った)Gum17付近を撮ってみました。

ところがぎっちょん、12枚撮ったすべての画像の四隅、特に右下の星像が放射線状に ΣΣ(゚д゚lll)!!

12枚中、後半4枚はステラでコンポジットも出来ないほど歪んでました。

このガム星雲撮影の前後に撮った勾玉星雲とサドル付近は乱れてないんですよね。

おそらく、超低空対象なので鏡筒がほぼ水平。APS-Cに比べて重いフルサイズ。

構図合わせ時にカメラ回転装置をしっかり止めてなかったのか、リングの締め付けが甘かったのか・・・。

そのあたりだと思うんですよね。

トリミングしてこの星像、トリミングする前はワープに突入するヤマト状態です・・・ (T▽T)

 

 

トリミングする前の画像です。

どうすることもできない星像に心が折れて、処理も途中で放り投げました。

なのでとてもお見せできる画像ではありません。

放射線状の星像が顕著に表れた部分だけ、モザイクを消しました。

この後、トリミングしてごまかしごまかし仕上げたのが最初の画像なんです。

本来ならボツ画像なんですけど、在庫がないので・・・。

 

 

巨大な「アルゴ座」が4分割されてできた「ほ座」ですけど、全景は見えないですし、よくわかりませんwww

南天でいちばん天の川が濃く広く流れる場所とあるので、撮影対象は多いんでしょうね~。

黄色の写野の右上あたりにGum14があるんですけど、これを構図に入れたほうがよさそうでした。

あと、ポンプ座からほ座にかけて大きな赤い星雲があるようです。

これは大きすぎて、直焦点ではおもしろくないのかもしれませんね (^_^;)

 

 

 

 

 

 

季節遅撮りコーン星雲付近

コーン星雲付近

・FSQ85ED レデューサー 327mm F3.8
・SXP赤道儀    ・ M-GEN Kowa75mm
・EOS 6D(SEO-SP4) ISO2500 6分×16枚
・HEUIB-Ⅱフィルター ・ディザリング
・ステライメージ7  フォトショップCS6 ・ディスプレイEIZO CS230 & RDT231WM
・2016/3/7 20:08~   和歌山県西牟婁郡すさみ町

 

撮るものがなくて撮ったクリスマスツリー星団・コーン星雲~カタツムリです。

構図が微妙な感じがしなくもないですけど・・・ ヾ(-`ω´-o)ゝ

赤い星雲と青いかたつむり、星色も綺麗な領域ですが、微恒星がハンパない数。

星雲が星々に埋もれないように処理しないといけませんね。じっさい なんども埋もれました(=_=)

 

EOS Kiss X4改 Samyang 14mm F2.8 ISO3200 HEUIB-Ⅱフィルター Leeソフトフィルター♯2 3分×8枚   ポータブル赤道儀CD-1

 

もう冬の星座も見納めですね。そろそろ天の川シーズンです。

それまでに広角レンズをなんとかしないと・・・。

この冬の星座画像も周辺星像が放射線状に伸びちゃってます。

これでもかなりトリミングしたんですけどねぇ・・・。

トリミングしないと ぐるぐる写真並みに周辺が流れます(^_^;)www

やはり強風で倒れた衝撃は大きかったようです。同じサムヤンをポチろうかな・・・。

 

 

早い場所では桜が開花してるようですね。

大阪・和歌山の満開予想は4月2日から4日。見頃は8日前後まででしょうか。

新月が7日なので、桜と天の川はなんとか撮れそうですね。

晴れたらですけど・・・( ̄◇ ̄;)

 

 

 

 

 

 

M-GENディザリングってこんな感じです

 

画像の在庫も少なくなってきました。

天気もよくないので、つれづれなるままに日暮しモニターに向かひてM-GEN・ディザリングについて書きつくろうかと思います。

 

M-GENでガイド星を選ぶ場合、Live view(ライブビュー)とStar search(スターサーチ)があるんですけど、モニターにはこんな感じで表示されます。

 

 

画像はLive view(ライブビュー)のものです。

このドットのほとんどが「星」なので(ノイズもあり)、この中から適切な明るさの星をselectで選ぶんですけど、センサー感度が高いのでかなりたくさんの星が表示されますね。

どうしても以前使っていたNex Guideとの比較になってしまうんですけど、やはりこの星の多さにはびっくりです。

以前はガイド星を探すために、ガイドマウントを動かしてたんですけど、M-GENはどこを向いていてもたくさんの星が表示されます。

なのでガイド鏡・ガイドレンズを固定したままで大丈夫ですね。

で、あとはキャリブレーションをおこなってガイドスタート。キャリブレーションも30秒程でしょうか。

鏡筒を撮影対象に向けてガイド撮影を開始するまで早ければ3分ですね。

しかもイナバウアーな格好をせずに座ったままです (T_T) 感動~

 

で、ディザリングですけど、これはデジカメのダークノイズを低減するために撮影毎に少しずつ写野をずらして撮影するというものなんですが・・・。

M-GENには二種類の撮影方法がありまして・・・

 

ディザリング

マニュアルには「Snakeでのテストで良好な結果が得られています」と記載されてるので、ここはやはりSnakeでしょうか。

移動させるピクセル数は細かく設定できます。

これは個々のガイド鏡や撮影機材によって最適な数値が変わってくると思うんですけど、おりおんは1.5ピクセルの移動量で撮ってみました。

 

 

アンタレス付近の元画像13枚を比較明合成して、強拡大しました。

13枚の撮影枚数のせいかSnakeでとぐろを巻く途中のようですが、ちゃんとディザリングしてくれてるようです。

 

次に、実際にディザによってノイズが少なくなるのかを確かめるために、元画像からダークを引かずに星を基準にしてコンポジットしてみました。

 

 

ステライメージで13枚をバッチ処理でコンポジット。星の位置合わせのプレビュー画面(強拡大)です。

この時点ではまだ「星の位置合わせ」だけで実際にはコンポジットしてません。

なので星は合ってますけど、黄色の〇で囲んだ場所に赤いノイズがあるのがわかります。

通常は「星」と同じように「ノイズ」もコンポジットされますけど、ディザ撮影によってL字になってるのが見て取れます。

 

で、これをコンポジット実行してみると・・・

 

 

ノイズが消えてます。もうダーク引かなくてええんちゃうんっ?!はっはっは~。

・・・ま、ダークは引きますけどね(^_^;)

ディザリング、ノイズの多い夏場は特に重宝するかもしれません。

 

まだ細かい設定などで不慣れなところもあるので、慣れていきたいと思います。

実際、強拡大したら星像がやや伸びちゃってますし ヾ(-`ω´-o)ゝwww

M-GENは「上級者向け 高機能オートガイダー」とうたってますけど、初めてガイド撮影される方でもぜんぜん大丈夫ですね。

マニュアルさえ自宅に忘れてこなければ、すぐにガイド撮影できると思います。

 

あと、消費電力が少ないのもいいですね。

おりおんはM-GEN付属のシガーライタープラグを使ってます。

 

 

2連ソケットを使ってSXP赤道儀とM-GENをSG3500に。もうひとつのSG3500は夜露防止ヒーターに。

夏場ならバッテリーひとつでもいけそうなんですけど、冬場は減りますからね~。

いちおうバッテリー周りにプチプチ緩衝剤を詰めて、気持ちだけ寒さを防いでます。

 

撮影時にバッテリーを入れてるこの衣装ケース、普段は寒さ対策用の衣類を目一杯詰め込んでます。

 

 

大物はアディダスのベンチコート、ユニクロのフリース、ホッカイロやニット帽、裏起毛のトレーニングパンツ通称シャカパン・・・。

しかもいっさい自宅に持ち帰らず年中車に積みっぱ。

はい、もう2年くらい干してません ヾ(-`ω´-o)ゝ

あと、グレーのシャカパンはチャックが壊れてていつも全開です。

どうせ暗くて見えんからいいでしょう。

薄明が始まって明るくなり「あいつ、社会の窓 開いてんじゃん。プププ・・・ (○´艸`)」と思われた方もいるかもしれません。

大丈夫です。ジーンズの上に履いてるので、中身がポロリンチョとなる事はありません。

 

 

 

 

 

 

ぎょしゃ座のアリクイは亜美嬢でした

勾玉星雲付近

・FSQ85ED レデューサー 327mm F3.8
・SXP赤道儀    ・ M-GEN Kowa75mm
・EOS 6D(SEO-SP4) ISO2500 6分×3枚 16枚
・HEUIB-Ⅱフィルター ・ディザリング
・ステライメージ7  フォトショップCS6 ・ディスプレイEIZO CS230 & RDT231WM
・2016/3/11 20:13~   和歌山県西牟婁郡すさみ町

 

フルサイズで撮ってみたかった構図です。いろんなものがてんこ盛り領域ですね~。

勾玉ドクロからM38周辺にかけてひろがる赤い星雲・通称アリクイは 淡く広がっているものかと思ってたんですけど、フィラメントな亜美嬢に。

大口を開けた異形の生物のようになりました (=_=)

もっと時間をかけて炙るとまた違った表現になると思うんですけどね。

 

ぎょしゃ座

EOS Kiss X4改 キヤノンEF40mmF2.8STM F2.8→F3.5 ISO3200 HEUIB-Ⅱフィルター  3分×8枚 ポータブル赤道儀CD-1

 

微恒星の多い領域なので星雲が星々に溺れないようにしないといけないんですけど、星マスクのさじ加減を誤ってしまい、気づくと恒星周りが黒く落ち込んでしまいました。

たまに、やらかすんですよねぇ~ ヾ(-`ω´-o)ゝ けっきょく最初からやり直しました。

特に淡い星雲と戦ってると、つい「星」の表現がおろそかになってしまい「星雲を見て星を見ず」になりがちです。

これから夏の星雲の季節、気をつけないといけませんね。

 

 

ずっと並列同架だったうえにNexGuideのモニター灯りがないので、いまだにしっくりこないショットです  |ω・`)