IC1396 これもやっぱりケフェ薄々

IC1396

・FSQ85ED レデューサー 327mm F3.8  ・HEUIB-Ⅱフィルター
・SXP赤道儀   ・ M-GEN Kowa75mm ・ディザリング
・EOS 6D(SEO-SP4) ISO3200 4分×16枚
・ステライメージ7 フォトショップcs6
・ディスプレイEIZO CS230 & RDT231WM
・2016/7/6 22:45~ 奈良県五条市大塔

 

関東甲信の皆さま、明けましておめでとうございます。

いや〜暑いですね~。洗濯干したらジュッ! っと音を立てて瞬時に乾きますね。

ベランダにフライパンおいて目玉焼きも作れました (*う^_^そ*)

 

で、ケフェウス座の星雲ですけど、これは4月にもみつえ牧場で牛と戯れながら撮りました。

ただ「4分7枚薄雲あり」の納得いかない仕上がりだったんです。なので今回は撮り直し。

ほんとはケフェウス座の他の対象を狙いたかったんですけどね。

カメラを回転させないといけなかったので、それらは次回に撮影です。

 

・EOS 60D 非改造  ISO3200 30秒固定 ・samyang 14mm  F2.8

 

めちゃくちゃ淡い対象ってわけではないですけど、そこはICカタログ。

すんなりとは仕上がってくれませんね。やはりケフェ薄々の星雲です。

丸い星雲ではなくどちらかというと、中央部が淡いドーナツ形状でしょうか。

ガーネットスター、象さんの鼻、暗黒帯・・・かなり表現しがいのある星雲です。

特に点在する暗黒帯にはメリハリをつけることによって立体感や奥行きが出てきますね。

 

あと、星雲周りのとにかく多い微恒星。これが場所によって色も違うし密集度も違うのが厄介です。

注視しとかないと、カラフルタウンになってしまいます。

事実、彩度100にしてみるとカラフルタウンでした。

そうなると、カブってるのか、はたまた実際そうなのか・・・迷走しながらやり過ごしました。

いつものように、帰着地点が間違ってるかもしれませんけど ヾ(-`ω´-o)ゝ

 

天の川

・ポータブル赤道儀CD-1+ ・EOS Kiss X4 新改造  ISO3200 ・samyang 14mm F2.8 2分×1枚 ・HEUIB-Ⅱフィルター

 

撮影当夜もたくさんの流れ星を見ることができました。

さそりを狙った槍のような鋭い流星。1枚なので粗いですけど。

天の川を撮ってて流星が写ってくれるとうれしいです。

 

そういえばペルセ群もまもなくですね。

極大時刻は午後9時ですけど上弦過ぎの月明かりがありますね。

なので撮るなら後半でしょうか。

・・・って、狙ったら撮れないんですよねコレが・・・(^_^;)

 

 

 

 

 

大阪のおばちゃんに迫りくる赤い龍

はくちょう座

・ポータブル赤道儀CD-1+ ・HEUIB-Ⅱフィルター
・EOS Kiss X4 新改造  ISO3200  180秒×16枚
・Canon EF40mm F2.8STM F2.8→F3.5
・ステライメージ7  フォトショップcs6
・ディスプレイEIZO CS230 & RDT231WM
・2016/7/6 23:16~ 奈良県五条市大塔

 

自宅からポケストップにアクセスできるおりおんがお送りします。はっはっは~。

はくちょう座の星雲を40mmパンケーキで撮ってみました。

過去なんどか撮ってるんですけど、今回は赤い星雲をより強調。

前回のドーベルマン付近同様、上げすぎた彩度を再度下げてますヾ(-`ω´-o)ゝ

微恒星がもう少し主張してる領域だと思うんですけど、これも抑えました。

網状星雲の青は出ませんね。40mmだと微恒星に埋もれてしまうのかもしれません。

 

 

okanvsdragonana

 

大阪のおばちゃんと龍の頭部付近は微恒星もまだ少ないです。

胴体部分からドーベルマンあたりはかなり濃いのですこし粗くなる感じですね。

このあたりも微恒星の処理加減で表現が変わってくるんでしょうけどね~。

 

 

あと、おばちゃんVS赤龍ですが、あっという間でした。

「なにしてんのアンターーーーーっ!!」の一喝瞬殺。

大阪のおばちゃんより強い生物はこの宇宙に存在しません。

 

 

 

 

はくちょう座 燃えるドーベルマン付近

チューリップ星雲

・FSQ85ED レデューサー 327mm F3.8  ・HEUIB-Ⅱフィルター
・SXP赤道儀   ・ M-GEN Kowa75mm ・ディザリング
・EOS 6D(SEO-SP4) ISO3200 4分×16枚
・ステライメージ7 フォトショップcs6
・ディスプレイEIZO CS230 & RDT231WM
・2016/7/6 21:00~ 奈良県五条市大塔

 

はくちょう座イータ星からチューリップ付近の星雲を撮ってみました。

はくちょう座の星雲と言えばサドル、プロペラあたりを撮ることが多いですね。

この領域は少しマイナーなのか作例もあまりないようです。

おりおんも未撮影だったんですよね~。で、少し前 この領域をこたろうさんが撮影。

画像を拝見して即「これは撮らんといかん」リストに1位に。ちなみに2位はありませんwww

で、撮ったんですけど構図が失敗。左下のクレセント星雲が半分にちょん切れてます (=_=)

もうすこし左でしたね・・・。

 

 

処理のほうですけど、この領域は赤い星雲と大きな暗黒帯がポイントですね。

この暗黒帯、その形から「ドーベルマン」と呼ばれていますね。

・・・え!?聞いたことない!? はい、迷人会メンバー数名だけの通称です・・・(-_-)

で、この暗黒帯を意識しながら微恒星を抑えつつ、赤を炙り出し。

思いのほかよく出てくる赤。調子にのって炙りたおしたら、大変なことに・・・。

 

 

真っ赤に燃えるドーベルマン・・・これは確実にやり過ぎた・・・(-_-)

とりあえずいつものように迷人会LINEに画像をアップ。

「Rの土石流が発生してますやん」と、こたろうさん。ええ、発生してます、しまくってます。

けど、わかっちゃいるけどやめられねぇ ア ホレ スイスイスーダララッタ スラスラ スイスイスイ

 

・・・気を取り直して赤を抑える作業を始める。

しかしまあなんですねぇ。せっかく出した赤を下げるってのは大変ですな。

いっきに下げる勇気がでない (T_T)

「こんなもんでええか・・・まだあかんな・・・」チマチマと繰り返すこと数十回。

なんとか鎮火にいたりました。

 

・EOS 60D 非改造  ISO3200 30秒固定 ・samyang 14mm  F2.8

 

ま、処理の止め時も大事ってことなんですけどね。

ついやり過ぎるんですよね~ ヾ(-`ω´-o)ゝ

 

いよいよ九州から東海は梅雨が明けました。関東もまもなくでしょうか。

関西は連日快晴、おもいっきり満月期ですけどね~。

 

 

 

 

 

 

へびつかいの下半身は強敵でした

sh2-27

・ポータブル赤道儀CD-1+ ・HEUIB-Ⅱフィルター
・EOS Kiss X4 新改造  ISO3200  180秒×16枚
・Canon EF40mm F2.8STM F2.8→F3.5
・ステライメージ7  フォトショップcs6
・ディスプレイEIZO CS230 & RDT231WM
・2016/7/6 21:39~ 奈良県五条市大塔

 

へびつかい座の下半身からさそり座北部付近です。

アンタレス付近や天の川を撮ると、淡く写ってくる赤い大きなのがずっと気になってました。

先日、やまねももんがさんがこの赤いsh2-27を100mmで撮影されているのを拝見して、こりゃ撮らんといかんと決意。

FSQでモザイク撮影しようかと思ったんですけど、失敗しそうなので即却下。

パンケーキ40mmで楽チン撮影することにしました。

ところがぎっちょん、淡い所が出ませんね~。特に左側。

本来は丸というか楕円形に近いようなんですけどね。

エンゼルフィッシュ星雲のような感じでしょうか。輝度差があってなかなかの強敵です。

14mmで天の川を撮ると、うっすらと全体像が確認できるので楽勝かと思ったんですけどね~ (^_^;)

こんど撮るときは気合いを入れてしっかり撮ってみます。

 

 

処理途中「どうもいびつな輝星が多いな・・・」と思ってステラナビにマッピングしてみたら、球状星団でした。

M4はわかってましたけど、計7つも球状星団がありました。

さすがに40mmでは球状感ないですね~。星団と思わずに丸くシャープに補正するところでしたwww

 

・EOS 60D 非改造  ISO3200 40秒固定 ・samyang 14mm  F2.8

 

数日前からセミの大合唱が始まりました。まもなく夏本番ですね。

我が家はマンション6階。「蚊」もいないので、網戸を開けるてることも多いんですけど、たまにベランダにセミがやってきます。

大慌てで網戸を閉めるんですけど、たまにベランダで生涯を終えるセミがいます。

これが苦手。動かないとわかっていても怖い。もし近づいたとたんに動こうものなら確実にチビります。

夏は好きなんですけど、虫がねぇ・・・ (=_=)

撮影地も当然 虫が多いですからね。しばらくは替えのパンツを数枚持って出撃します。

 

 

 

 

 

 

けふぇ薄々なクエスチョンマーク星雲

クエスチョンマーク星雲

・FSQ85ED レデューサー 327mm F3.8  ・HEUIB-Ⅱフィルター
・SXP赤道儀   ・ M-GEN Kowa75mm ・ディザリング
・EOS 6D(SEO-SP4) ISO3200 4分×16枚
・ステライメージ7 フォトショップcs6
・ディスプレイEIZO CS230 & RDT231WM
・2016/7/7 1:33~ 奈良県五条市大塔

 

ケフェウス座とカシオペア座の境界あたりにあるクエスチョンマーク星雲ですね。

夜半前、快晴の星空のもとで2対象ほどウキウキ撮影できたんですけど、これを撮り始めた頃から時おり薄雲発生。

1枚目から使えない画像になってました。なんどか撮影中断に追い込まれながらも必至のパッチで計16枚撮影。

薄い雲のかかってる画像も仕方なく使うことに相成りました。

 

 

↑↑JPEG撮って出し1枚画像なんですけどね。

赤い星雲はそこそこ写ってます。

薄雲がかかって眠い感じにはなってるものの「これなら楽勝じゃね?!」と思ったそこのあなた。

「あまーーーーーーいっ!!!!!!」 (σ・ω・)σ www

赤い星雲は炙れば出てくるんですけど、この領域の背景が複雑怪奇。

大量の微恒星に加えて、入り乱れる暗黒帯、薄いガスも覆ってるようで、まさにここは「けふぇ薄々座」

処理途中でカブってるのか本来の姿なのかわからなくなりました (=_=)

最終的に星雲、輝星の色を保持しつつ、薄いガスの存在感も残しながら微恒星は少し控えめに・・・といった雰囲気に仕上げてみました。

空がベストな状態なら違った仕上がりになったのかもしれませんけどね。

 

 

今回も含め、たびたび迷走する画像処理。まもなく明けるであろう梅雨。

ここは身を引き締め、自分を見つめなおせば新たな処理も見えてくるのではないかと滝に打たれる決意をしました。

で、そんじょそこらの滝ではダメだろうと行ってきました、日本一の水量・落差のある世界遺産「那智の滝」。

 

那智の滝

 

こりゃいかん Σ(=ω= ;)!!!!

高さ133m、毎秒1トンの滝に打たれるなんてジャンボ鶴田にバックドロップを食らうより危ない。

しかも滝は熊野那智大社のご神体。バチがあたって画像処理がもっと下手になるかも。

滝行はあきらめ、熊野那智大社のご利益を得ようと熊野古道を歩く。

ふと振り向くとそこには三重の塔と那智大滝が (ー_ー)!!

 

那智大滝

 

原始林・那智大滝そして朱色の塔。

それぞれが調和し合って初めて「絵」になる美しさ。

背景・星々そして赤い星雲。「これやっ!!」

ってことで開眼して処理したのがクエスチョンマーク星雲です  (う^.^そ)